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つい先日知る人ぞ知るダンガンロンパの3作目、V3をとりあえず一通りクリアーしてきたので私の中のほとぼりが冷めないうちに感想を書いておこうと思ったので書きます。
ダンロンは1も2もプレイ済みなんですが、このV3はワケあってほんと感想書かずにはいられない内容だったため、もうとにかくかくぜ!!!!!!ってかんじです。
盛大にネタバレ交えつつ考察じみたことも書いていますので、物好きな方はつづきよりどうぞ。




とりあえずなんかしら動画はっとけの精神

ダンロン1,2ともやってるにもかかわらずなんでV3だけーってところなんですが、
個人的にこのV3が1,2に比べとても異質な作品だったからです。

その異質さは全てこの作品の最終章である6章のせいともいえます。
そのへんのレビューや感想みても、この作品は賛否両論にあり、その原因が全部6章にあるわけです。
一言で言うなら、公式がそんな事していいの?というレベルで、このゲームに登場する登場人物、このゲームを作った製作チームがダンガンロンパという作品を否定したからです。
今作のV3はもとより嘘をテーマとして謳っており、その言葉通り、内容にはあらゆる嘘が存在するわけなんですが、
その嘘は6章で最早プレイヤーにダイレクトアタックを与えるものとなるわけですね。
なんてったって登場人物のその才能から設定から性格から気持ちでも世界でも舞台でもなんでもかんでも嘘だということが判明するわけですから。
しかし、この舞台に立たされた登場人物、いわばV3のキャラクター達は、ここで経た痛みや感じたことは本物だと、フィクションなんかじゃないとし、この学級裁判を棄権する、ダンガンロンパというゲームを降りるという風になります。
毎回毎回コロシアをさせられ、そのためだけに選ばれた登場人物達、その場を用意する製作、それをみて楽しむ視聴者と。
こんな世界はこりごりだ!という具合に僕はダンガンロンパを終わらせる!と最原が否定をし、ゲームをすること、つまり操作することを放棄するわけです。
コロシアをすすめなければ良いと、内容なんかクソくえら面白くなくなってしまえと、つまらなく思えと、キャラクターが言い放つわけです。
実際にこれはプレイヤーである私らも、それに同意し何も操作しないということでゲームを放棄するわけです。
そしてコロシアイをするダンガンロンパが終わってもいいの!?という黒幕。この黒幕は面白いエンターテイメントを求め、ダンガンロンパというゲームをその命をもって意地でも続けてやる!と互いに張り合うわけですね。

このメッセージ性がどの作品にもいえることなんですけど、このダンガンロンパの場合は、キャラクターたちが望みもしないころしあいに参加させられているという事がミソだと思います。
平和なゲームであれば、キャラクター達はハッピーエンドを迎えればそのままでいさせてって絶対なるはずだからです。
現実的に考えてみて、プレイヤーである私らも実際にそういうことになればやっぱり絶対嫌な訳で。
本当に皮肉しかなく、こういうテーマを持ち出せるのはやはり、このダンガンロンパが殺し合いという事を主軸にしたゲームであるからこそだと思ったんですね。
キャラクター達はどれも魅力的で個性的であるが故に、死んでしまうことでその作品やストーリー展開に絶望する人も少なくはないわけで。
で、それが面白いから良い、というのも勿論よくあることなのも事実です。
そしてそこからのハッピーエンドへのどんでんがえし、というのも常です。
その先に、このV3においては、生き残っても次の殺し合いに参加させられるだけ、という最早それ正に絶望的なことしか待っていないわけなんですね。
その連鎖が続き、このV3という作品内ではこのころしあいゲームが53回続いたらしく、タイトルのV3は正にそれを冠しているのです。
そんな事実を知れば、やっぱり断ち切りたいと思うのは当然でしょう。
プレイヤーである私たちも救済してあげたいと思うのは当然だと思います。

しかしそれ以上にこの6章が物議をかもす要因が、過去のシリーズキャラクターを黒幕のコスプレという形で出し、そのキャラクターが絶対にいわないであろう物騒なセリフをホイホイ言わせてしまうところと、
そのコロシアイゲームにV3の登場人物達は自ら志願したかもしれない事実があるかもしれないという事
この2つがあるからこそだと思います。

前者は完全に、ファンからみても、製作からみても作品をふみにじってると取れるのは当然なことと、V3の人物達のゲーム放棄が要因でかなりダメージをうけたプレイヤーは多いようです。
そりゃあなんてものを見せてくれたんや!?ってなるのも無理ないと思います。
フィクションは現実ではありえないことが出来るのと同時に、それで夢さえ見れるものでもありますから。
私もこの点に関しては大分複雑だったのですが、それでもふみにじっているとは思いませんでした。
まあいってしまえばかなり歪な形ですけど、やっぱりこういうのは作った側にしかできない事でもあるし、そうした展開の仕方も一種の作ったほうとしての自作品への愛だと思いました。
愛してなければそもそも過去作のキャラなんか出さないし、元々プレイヤー自身も登場キャラクターも問わず絶望させることもこのゲームの目的です。
まあキャラクターを出すことはファンサービスとしてよくありますが、それでも出すだけ出して何も得るものが無いとかよくある話です。
V3は普通に殺害などの表現も1,2に比べてもかなりエグいものが多かったのですが、このダンガンロンパというタイトルに関しては過去作のキャラクターを出すというのはトラウマをえぐられるものとも同等な行為であるわけで、プレイヤー自身にとっては一番エグいものなんですね。
むしろ、プレイヤーである私たちをそうして刺激し、心のそこから怒りを抱かせるようにしているわけです。
そんなのフィクションではご法度ともいえるところなわけですね。
ですが個人的には、あえてそこにつっこんでいったその精神を素直に褒め称えたいし、むしろそれで良かったと思うからです。
こういったメタな事を含めた展開は、やり方次第ではコロっとその作品の信頼自体を無くしかねなく、とてもリスキーな事だと思います。
しかしこのV3という作品はなくすことはなかったものの、賛否両論には分かれています。
この賛否両論はV3、というよりはダンガンロンパに於いては大成功といえるところだと思うのです。
それだけこのゲームに対して真剣になってくれる人がいるという事の証明でもあるんだとおもうんですね。
なんだかんだこのゲームはユーザーに愛され、成功したと間違いなく言えると思います。その確信を得られる賛否両論の評価はほんとに見事に製作にしてやられてるし、プレイヤーは手のひらで踊らされている作品だと思います。すごいなーあこがれちゃうなー!
ゲーム内にとどまらず、プレイしたプレイヤーにも終わった後にそうして議論してでも記憶に残り続けること、それがV3のゲームの狙いだと思うので。ここは正にダンガンロンパらしいところというべきではないでしょうか。
ゲームでもアニメでも記憶にのこらなければ意味はないと思います。それだけこのゲームが良くも悪くも記憶に刻み付けられたプレイヤーが多いわけです。ダンガンロンパというゲームは、他作品の賛否両論とは違い、この作品にとってはこれ以上の成功はないと思います。本と神ゲーだと思う。

脱線しましたが、2つ目の後者の方、キャラクターたちが自ら志願したかもしれないというのは、ゲーム内では結構記憶を失ったり植えつけられたりが頻繁に起こるんですけど。
最初の普通の高校生スタイルのキャラクターの姿で撮ったビデオという名目で、そのゲームへのオーディションに参加したという映像記録を見せられるんですね。
これがフィクションによくあるもしも現実にポケモンがいたら妄想と逆だけど同様の、俺がダンガンロンパのキャラになったら~のやつで、最原、百田、赤松の映像がでてくるわけですが。
最原はリアルによくいそうな陰キャな口がもごもごしてドモりまくってるけど、好きなことになると早口で饒舌になるといった、これまたプレイヤーの心が抉られそうな演出が成されてるわけです。
しかもそのことをキャラクター達は覚えてないわけです。
ですがこれが思う以上にふかーーーーーーーいものである可能性があるわけです。
この映像は勿論のこと、6章で冒頭のシーンが再びでてくるところが多々あるのですが、その中でも、プロローグでモノクマーズが出てきた直後のところ。
ゲーム開始直後のプロローグにはなかったのですが、6章でみるプロローグではキャラ達がモノクマーズと聞くと、
「もしかして(TVでよく見る憧れのころしあいゲームのダンガンロンパに)受かったの!?」と、嬉々としてしゃべるキャラの反応が追加されてるんですね。
普通に見ればあーよくある描かれてなかった衝撃の真実~ってやつなんだなあ・・・と、先ほどの陰キャ最原達の映像とあわさりそう思うところなのですが、よく考えればこのゲームはコンセプトが嘘です。嘘をテーマとしているわけです。
で、ここでも開始直後のプロローグでもキャラクター達が来る前の記憶が曖昧なのは同じなのですが、開始直後のプロローグだとはっきりとキャラクター達が「覚えているのは、なんか突然誘拐されて、助けてー!って叫んでも無視されてここにいる」と言っているのです。しかもしっかりと専用イラスト付きで。
そしてみんな心底不安でたまらない様子なんですね。天海も同じなんですが、このゲーム開始直後プロローグだと何でこんな真似事をと謎のせりふ。
6章の同様のシーンではそのようなことは一切触れておらず、むしろキャラクター達はオーディションに受かってウキウキな反応で。
実際にゲームを始めて最初に見るプロローグと6章でみるプロローグの様子が全く逆なんですね。
しかも6章のプロローグは黒幕が語るプロローグなんですね。
これが、なんとも考察の域をでないところで、キャラクター達における本当の意味での救済へのヒントともいえるところなのかもってところなのが未だに物議をかもす要因であるように思います。
だってそれだと6章の学級裁判の内容も嘘って事になるんですね。
何が本当で何が嘘とか関係なく、自分が信じるものを信じろと、ゲームでは何度も言っています。最後の裁判でも。
そういう意味では、これを信じる事でキャラクター達も救われるのでは、と思うと、なんとも深い造りになっているのがよくわかります。
この件に関しては、公式シナリオライターである小高氏も言及しているわけで。
といっても1週目クリアーされた方は、プロローグをもう1回みてみると違った見方ができるかも!といっているだけす。
でもこの一言で十分ともいえるところなんでしょう。
これを信じると、V3も1,2と地続きに続く作品ということになるのですが、これには一つちょとした矛盾が生じます。
黒幕である白銀づむぎの存在です。
このキャラはフィクションのコスプレならできるけど、リアルの、実在する人物には蕁麻疹のようなブツブtができ、コスプレができないというキャラなのです。
が、これもまた論破できてしまうところがあります。
なぜなら、開始直後のプロローグではみんな才能をもっていなかったんです。それはつむぎも同じはずなんです。同じく誘拐されているはずなのです。
6章の裁判では全てフィクションというのですが、この黒幕もフィクションで誰かに与えられた設定である可能性が高くなるのです。
だって全てがフィクションならブツブt蕁麻疹も設定である可能性が高いわけですから、黒幕という設定の役割の可能性も高いわけです。
要約すると、この後者の事については私個人的にはこの嘘を信じたいっていうフィクションに夢見る派なので、信じていようと思います。ハッピーエンド厨です。


で、この2つの物議をかもすとどうなるかというのが、V3の続きでもダンガンロンパ本編シリーズでもなんでもがでたら買うかどうか、というもしかしたら出るかもしれないしずっとでないかもしれない次回作について注目されるわけです。
私は買います。間違いなく。
買ったら最原をはじめとするV3のキャラたちの思いをふみにじる事にもなるわけですが、それでも買います。
私はダンガンロンパというゲームは好きですが、いつも私が注目しているのはゲームそのものの前にキャラクターに注目しているからです。
好きになれそうとか第一印象が好みなキャラが1人でもいれば買っちゃう!っていうそんなスタンスなんで。
このV3という作品は、それについて今一度振り返らせてくれてるのと、製作が決してこのキャラクター達をただの商売道具として扱っていないということを伝えたからです。キャラクター1人1人をおざなりにせず、大切にしているという事を、このメタ表現をフル活用して伝えてくれたからです。
そういう意味では、ダンガンロンパは立派なゲームブランドとして売れるべくして売れたと思います。
キャラクターをただの消費物として扱っているブランドは消して長続きしません。現実的に見て見ても、大成功しているところは長く愛されるキャラクターが必ず居ます。
そういう根拠もあってですが、単純に私がダンガンロンパシリーズのキャラクターが、好みド直球なだけなのもあります。
ヒロインな位置づけの子がいつもすきなのですが、このシリーズはそれに限らず、どのキャラクターも魅力的で、それぞれがかなり強烈な個性を持っています。
もちろんどのゲームにおいても、どのキャラも好きです。
しかしダンロンは一人一人の死を丁寧に、学級裁判と、死体発見アナウンスなどを駆使して描いています。
そういう意味でもどのキャラもおざなりにしていないと言い切れると思います。
キャラの深い個性や性格もそれらを通して自ずとみえてくるのも好きなところです。

ただ一つ思うのは、こういう作品があるからこそのIFをメインに描いたものとか、別に殺人にこだわらずに、ただ弾丸で言葉を論破するだけのコロシアイをしないダンガンロンパを見たいという思いがでてきます。
ダンガンロンパもあくまでタイトルだけだし、コロシアイもゲームの要素である裁判や人狼要素もその弾丸で相手を論破する、というシステムを組み込むのに最適だったというそれだけの事だと思うからです。
だからこそ、ダンガンロンパはコロシアイに拘らずとも別の形をもってしてみても良いと思うわけです。
あれだけ強烈な個性をもったキャラ達がいるのですから、ころしあいをさせずともこのゲームは別の方向で盛り上がれる要素は大いにあると思います。
そういう意味でも平和なダンガンロンパがすっごく見てみたいと、V3をやった後はずーっと思っています。

小高氏のインタビューによると、あくまで小高氏が描くダンガンロンパはV3が最後とのことらしいので、今後の展開にはかなり期待を寄せたいところです。
迷走といわれるような方向にいっても、このV3があったからこその結果だと思えばなんでも許せてしまえそうです。
そんなこんなでダンガンロンパV3の感想でした。
やったことない人は是非やろう!!!!!!!!!!!!!!!!!ゲームは見るのもいいけどやっぱりやってみてこそですね!!!!!!!!!


忘れるところでしたが、V3を終えた後に見るとなかなかにくるものがあったので個人的に好きなファンMADを置いていきます。
みんなかっこいいぜ・・・・・・


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